着物生地からパンツを作る。
着物をリメイクして洋服を作る場合、つきあたる課題が生地巾です。
洋服用生地に比べ、どうしても生地巾が狭くなります。
なので、切り替えが多くなりがちです。
特に、パンツを作る場合は、どこで切り替えるかによりシルエットにも大きく影響します。
☆ ☆ ☆ ☆
今回は、着物生地を使い、後ろに切り替えを入れたスタイリッシュなパンツをご紹介します。
シーチングで仮縫いした時は、こんな感じです。
仮縫い後の主な主な修正箇所は・・
1. ウエストの所でたゆみをカット。
2. ウエストダーツ2本共短く。
3. 後ろポケットだと開きそうなの
で、脇ポケットに変更。
4. 切り替え位置の縫い目が膨らん
でいるので、ゆとりをカット。
5. 内股の所でゆとりを少し出す。
6. 脇縫いが膨らんで見えるので
少しカット。
↓↓↓↓
ここで4. の切り替え位置について補足します。
パターン上では、🅰️と🅱️ の割合がこれ位になります。
実際に縫い合わせてみると、股下部分はあまり目に入らないので、ヒップ部分の縫い目が目立って見えがちになります。
(今回は、幸いに柄がうまく結がったのでほとんど縫い目が目立ちません。)
なので、パンツの場合は 🅰️と🅱️ の
割合いを考慮して切り替え位置を設定するのをお勧めします。
仮縫いが終わったら着物生地を裁断していきます。
ジャ、ジャーン‼️
出来上がりはこんな感じです。
どうでしょうか?
シーチングでの仮縫いの時よりスカ
ッとしました。
当初はこの着物生地でパンツを作る
と「もんぺになるんじゃない?」と
心配していました・・笑
出来上がってみると、予想以上のス
タイリッシュなパンツになり、ホッ
としています。
皆さんが着物をリメイクする際のご
参考になれば、うれしいです。
もし眠っている着物生地があったら
蘇らせていきましょう‼️